ワンズブログ メンバー投稿 五歩目「演じる事」
社会に向けた目標のひとつ自信回復
定期的に出勤ができるようになるまで二か月間
市民でつくる演劇に参加をさせてもらった。
映画の世界や歴史が好きで少しでも興味のあることに
取り組んでいたかった。
独りで過ごすと過去の出来事が突然襲ってくる。
この時間から逃れたいと思って、何かに没頭したいと
おもった。
演劇経験はない。
あったとしても小中学校での「ごっご遊び」や
文化祭などの発表会、大学講義でのロールプレイ程度。
声の出ない私にとって、「表現する場」である
演劇は無理な挑戦とも思えた。
演じることの表現の主は、言語の声に頼らず、
非言語を主とした表情や身体の動き。
声は出せなくとも、人とのやりとりはYES・NOは、
首を降る、手をあげるなどで叶う。
演じる場にも社会と同じくあるルール。
演じる者同士が共有するルールは相手を信じることで
暗黙の了解となる。
相手を疑っている間は、
動きもタイミングもあわずバラバラなままだ。
動きをあわせることは、ひとを信じること。
演じている時間に、もうひとつのミッションを
持っていた。