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6歩目 「マジックアワー」
ワンズへ通い始め半年が過ぎた梅雨のころ
障がい者となった自分自身を受け止めきれない時間があった。
障がい者支援をしてきた私はその一線から外れ、支援を受ける立場にある。
障がい者であることは手帳を取得したときにわかっていたはず・・・。
それでも、仕事をしていたころを思い出すと、
障がい者支援の目線で自分自身を眺めていることもある。
そんなとき偶然にも、ともに仕事をしていた方の声を直接聞く機会があった。
障がい者支援の前線でいまも仕事をしているその方と、
障がい者として生活する私。
この差を直接、肌で感じたとき生じた、劣等感、焦燥感、敗北感・・・
どんな言葉で表現していいかわからない。
答えを曖昧にして受容してこなかった「私が障がい者だ」
ということを痛烈に感じた。
障がい者支援をしながらも感じていなかった障害への劣等感(レッテル)
「弱点(欠点)よりも強みを活かす」
この意味合いの言葉は、デキルモノがデキナイモノへ支援という名の
擁護を押し付けていた。そんな私の今までを問う時間だった。
私は歩みをとめワンズへの出勤することをやめてしまった。
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