【薬について①】
発達障害は生まれもった
脳の機能はたらきによるものです。
お薬で治せる疾患ではありません。
しかし、お薬でその特性の症状を緩和
改善させることができます。
ADHDはドーパミンと、アドレナリンの働きを
低下することが原因のひとつと言われています。
不注意や多動性・衝動性の症状に
次の2種類のお薬が効果的です。
①ストラテラ
②コンサータ
今回はストラテラについて説明しますヽ(´ー`)ノ
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【ストラテラ】
一般名は「アトモキセチン塩酸塩」
その効果は集中して物事に取り組めるようになったり
雑音が気にならなくなる。
スケジュール通り行動ができるようになる。
―など。
脳内の神経伝達物質に働きかけ不注意、衝動性、
多動性の症状を改善します。
ストラテラは効果が安定するまでに
6~8週間と時間がかかりますが、
依存性がないため乱用されることがなく
規制もされていません。
半減期(薬が代謝されて血液中の濃度が
半分になってしまうまでの時間)は短いことから
理論上は1日2回の内服を必要としますが、
実際には1日1回の服用であっても同等の効果を示すようです。
つまり、ストラテラの特徴は半減期が短い割に
終日にわたって効果が持続するところにあります。
18歳以上の大人である場合
服用量は40㎎から開始します。
1週間以上間をあけて1日80mgまで増量し、
最大量は1日120mgまで。
服用は1日1回でも2回に分けても大丈夫です。
またカプセル薬以外に液体状の薬もあります。
カプセル錠が苦手な方は医師に相談してみるとよいでしょう。
【副作用】
・心拍数が上がる
・血圧が上がる
・不眠
・眠気
・めまい
・悪心
・イライラ・攻撃性が上がる
・口が渇く
・吐き気・嘔吐
・腹痛
・食欲減退
・排尿障害
・発汗(異常に汗が出る)
・性機能障害(性欲減退、男性では勃起不全
などがあります。
中でも悪心と食欲減退が
副作用として現れる方が多いようです。
副作用がでるのは服用し始めた最初の頃が多く
飲み続けていると副作用もだんだんと落ち着いてきます。
しかし中にはその限りではない人もいます。
副作用がずっと続くようであれば
医師に相談し服用量の調節やコンサータへの
切り替えなど自分に合ったお薬を出してもらいましょう。
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発達障害はその特性を強みに
精神障害はその配慮を大切に
特性を活かした「就活」を支援
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